アメリカはレジスタンス向けの銃としてLiberatorピストルを生み出した。製造が簡単であり、単発でしか撃てないことで知られている。連合軍はこの銃をフランスレジスタンスに多数引き渡した。
レジスタンスを支援する為に米・GM社が製造した超簡易ピストル。詳しくは後述。
MERE'S LEG(BF4)、Kolibri(BF1)に次ぐ、BFシリーズ定番となったセカンダリのネタ武器枠。 使用するのは.45ACP弾のため、雀の涙のようなダメージだったKolibriから単発威力が大幅に改善、あのM1911と同格に!…と言えば聞こえは良いが、 その長所をぶち壊すのが装弾数1発、そしてリロード速度圧巻の7秒という余りにも過酷なハードル。 KolibriのようにHSに特殊な倍率も掛からないため、実質1発しか撃てないM1911と捉えて差し支えないだろう。 使いこなすには相当の愛と修練が必要になる。
FP-45"Liberator(英:解放者)"はWW2中にアメリカ General Motorsが生産したシングルショットピストル。.45ACPを使用する。
WW2中アメリカ合衆国は欧州戦線のマキといった対ナチレジスタンスを支援する計画を立案。 その一つとしてレジスタンスへの武器供給のために生まれたのが本銃である 民間人が大半を占めるレジスタンスのために構造を簡素化し、かつ短期間で大量生産が可能というのが条件であった。 合衆国政府はこの企画を大企業であるGM社に委託、その結果数か月もせずに数百万丁を生産するという偉業を成し遂げた。 完成したLiberatorは輸送機に積まれ、ヨーロッパのレジスタンスにばらまかれた。
上述の通りの理念で行けばイギリスのSTEN短機関銃のような傑作になりえたのだが、実際にそうはならなかった。 無茶な期間と条件が書かれた政府からの計画書、そして自動車産業の大手ではあったが銃工業のノウハウは全くなかったGM社がこの計画を受注・設計したことがベストマッチし、条件通りの銃器史上最悪の拳銃がここに爆誕してしまったのである。
短期間での大量生産を実現するために徹底的に簡略化された構造である。 ボディはプレス加工された鉄板を張り合わせて銃の形にしてあり、銃身にはライフリングすらついていない。 .45ACPをたった1発撃てるだけで、サイトも非常に簡素なもの。 といっても良好な個体でも有効射程は5m以下とされておりサイトがあっても何もならないのが現実である。 装弾数は1発で、ボディ後方をブレークオープンし、薬室に.45ACPを直接押し込む形となる。 再装填の際は銃口から棒状のもので薬莢を押し出さねばならない。 一応グリップ部に何発か予備弾薬を入れておけるのだが、セフティもなく構造上暴発しやすく利用されることは基本的になかった。 唯一褒められるのはその小ささで、隠匿するのにはもってこいであった(デリンジャーでよくない?)。 銃火器としての最低限の性能を備えた破格の代物といえばその通りではあるが、こんなものを押し付けられた方はさあたまったものではない。 不格好で性能も劣悪な本銃は本来の顧客であったはずのレジスタンスから忌み嫌われ、 また製造計画自体も極秘だったため、何も知らずに本銃を拾った本国の兵士に「日本兵の自決用拳銃」と勘違いされたエピソードも。
一応コンセプトはSTENと似通っているのだが、STENはレジスタンスだけでなくダンケルクに起因するイギリス本軍の銃器不足を補う役割も担っていたという点が違う。 つまり、使うのはレジスタンスであってアメリカ本軍ではないことが要点であった。 アメリカ軍が使用を検討すればこれ程酷いことにはならなかったであろうが、完全に後の祭りである。 その一方で、主な戦い方がサボタージュとなるレジスタンスの武器は大半が敵の鹵獲品となるため、それを奪う足がかりに用いられたという話もある。 つまり、「敵に近づく、本銃で撃つ、敵の武器を奪う」というのが本銃の唯一輝く使い方であった。
勿論、DICEがネタに力を入れないわけがなく、感動のリロードモーション完全再現。 もうロマンしかない。 あんなスムーズにできれば現実での評価ももうちょっとマシだったかもしれない。
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