Top > ケッテンクラート


#include(輸送車両項目,notitle)

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|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):''分類''|''輸送車両''|
|製造国|&ref(画像置場/ドイツ国.png,nolink,50%); ドイツ|
|座席数|2|

//ゲーム内解説文章
ケッテンクラートはオートバイと戦車を混ぜ合わせたような奇抜な車両である。後部は細い履帯、前部は一輪の車輪となっており、ドイツ空挺部隊向けの小型牽引車両として生み出された。

*特徴、アドバイス、補足 [#tips]
2人乗りのキャタピラー式ジープ。2番席に兵装は無く、むき出しのまま歩兵での戦闘を行う。この2番席は着席するので視野角は後方のみ。
*ゲーム内画像・映像 [#image]
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//#youtube()

*車両紹介 [#introduction]
//制式名称はクライネス・ケッテンクラフトラート(独:Kleines Kettenkraftrad)日本語で逐語訳すると「小型装軌式オートバイ」となる
ドイツ国防軍での制式番号はSd.Kfz.2 ケッテン(独: Ketten)とは鎖、つまり履帯を意味し、クラフトラート(独: Kraftrad)はオートバイに対する当時の言い回しで、現代のドイツ語における"Motorrad"に相当する。兵語としてはさらにクラート(独: Krad)と略される。
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//#htmlinsert(youtube,id=O9RiRlbB47k)
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本来の開発及び量産化の目的は大型グライダーで空挺降下させ無反動砲などの牽引を目的とした降下猟兵向け車輌として研究と開発がされたものの当初の予定に無かったはずの独ソ戦が大ドイツ民族の生存圏拡大を掲げ共産主義を毛嫌いするヒトラー総統により引き起こされ、東部戦線(ソビエト連邦領内)の底なし沼の如くぬかるんだ雪解けの泥濘地帯の中で従来のオートバイやサイドカーが頻繁にスタックし移動不能が頻発した事により、陸軍や武装親衛隊(SS)でも使用されることとなった。また、空軍基地でも自力での移動が出来ない航空機などの牽引用トラクターとしての任務に就いていた。
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出力移動構造としては2本の無限軌道で駆動し、1輪の前輪で操舵する構成が特徴で、操縦席の他に2座席がエンジンルーム後方に後向きに備えている。
&br;

変速機は前進3速・後退1速の手動変速機と2速の副変速機からなり、副変速機をハイレンジにしてエンジンの許容回転速度で運転した場合の最高速度は70km/hに設計されていたが、エンジンの騒音が酷いこともあり実用上の速度域は50km/h以下と言われているので、大まかな分かりやすい目安としては第一種原動付き自動車(スクーター)とほぼ同等の機動力か少し上で第二種(ビックスクーター)と比べ速さは劣る。
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またドライブスプロケット(起動輪)の駆動軸は一般的な自動車と同様に左右が同じ方向に駆動される方式のため、よく誤解を受けるが二つの履帯を逆に回転させるいわゆる戦車特有の超信地旋回は構造上の理屈で不可能である。左右の駆動軸の間には差動装置が備わるが、全長に対する履帯の接地長が大きいため前輪のみでの操向(旋回)は不可能である(※ただし無限軌道構造を知り尽くした技師による成熟した技術と長年の経験による魔改造で超新地旋回を施す事も多分不可能ではない)。

|BGCOLOR(#555):COLOR(White):100|350|c
|>|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):ケッテンクラート|h
|全長|3000 mm|
|幅|1000 mm|
|高さ|1200 mm|
|エンジン|水冷直列4気筒・3ベアリング OHV|
|排気量|1478 cm³ (登録排気量)/ 1488 cm³ (実排気量)|
|ボア x ストローク|80 mm x 74 mm|
|圧縮比|1:6|
|出力|36 PS (26 kW) 3400回転 /min|
|最高速度|70 km/h|
|重量|1560 kg|
|変速機|前進 3 / 後退 1 x 2段副変速|
|クラッチ形式|乾式単板|
|燃費|16-22 l/100 km - 走行地形により大きく変動|
|燃料タンクおよび個数 x 容量|2 x 21 Liter|
|キャブレター|SOLEX Geländevergaser Typ 32 FJ-II|

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//メディア登場作品
//西洋映画 1998年公開『プライベート・ライアン』 物語終盤において、鹵獲したケッテンクラートが敵戦車を引きつけるための囮(おとり)として使用される。
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//漫画関連
//原作・吠士隆、作画・かたやままことによる第2次世界大戦の西部戦線を題材にした戦争漫画2012年ヤングアニマル嵐(白泉社)にて発表投稿『シェイファー・ハウンド』1巻から登場女性だけで構成されたSS直下シェイファー・ハウンド部隊の捜索(うさぎ跳び前進方)や伝令・連絡用兵器として使用。
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//webサイト『くらげバンチ』(新潮社)にて、2014年2月21日投稿公開 原作者つくみず女氏による青年漫画、SF、ポストアポカリプス系漫画作品 『少女終末旅行』1巻の冒頭から登場し後のチトの夢での回想で育ての親であるおじいさん(正式名称不明)から譲り//受け託されそのまま主人公のチトとユーリが旅を効率よく移動するために乗る。
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//著者 三雲岳斗  イラスト マニャ子 電撃文庫 (KADOKAWA) より2011年5月から刊行されている作品。  ジャンルは学園、SF、アクション、ファンタジー 『ストライク・ザ・ブラッド』 アニメ版第16話にて、登場人物の煌坂紗矢華が使用。
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//原作者 岩永亮太郎  『月刊少年マガジン』(講談社)にて連載中 ジャンルは軍事、アクション  『パンプキン・シザーズ』 (Pumpkin Scissors) 
//登場人物の一人オレルド准尉がカルッセルの街にて乗用。

*コメント [#comment]
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