M3は戦車でもなくトラックでもない中間的な兵員輸送車であった。大戦中、時期をずらしながらも連合軍のほとんどで使用された。ほとんどのパーツが民生品であったために整備がしやすかった。
4人乗りの輸送車両。1番席は運転席、2~4番席はそれぞれライトマシンガンでの兵装。 輸送車としの利用が有効であり、そのため鹵獲されると敵に優位に働く。 パンツァーファウスト2発で大破する。
M3ハーフトラックは、第二次世界大戦中のアメリカ軍の兵員輸送用装甲ハーフトラックである。 アメリカ合衆国は、第一次世界大戦中よりハーフトラックに注目し、民間を中心に研究開発が行われていた。第二次世界大戦が始まり、アメリカ自身の参戦と共に本格的な軍用ハーフトラックの開発が行われる事となった。最初に騎兵科の要求により、装輪装甲車であるM3スカウトカーより路外性能に優れた装甲ハーフトラックであるT7が試作された。これは、M3スカウトカーにフランス式のティムケン装軌車台組立部品を組みこんだもので、履帯は鋼ケーブル製の基材を包みこんだ硬質ゴム製であった。続いて今度は砲兵科の要求で、機甲師団所属の砲兵の野戦砲牽引車両として、より強力なホワイト160AXエンジンを装備したT14が試作された。これは、歩兵部隊が機甲師団に随伴するための車両としても有効であると判断され、車体後部を延長し、歩兵1個分隊を輸送できるロングボディのT8が試作された。そして、前者はM2ハーフトラック、後者はM3ハーフトラックとして採用された。
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