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1898年帝政ドイツ時代に採用されたマウザー社Gew98ボルトアクション小銃のカービンモデルであるKar98aの改良型。7.92*57mmマウザー弾を使用し、装弾数は5発。 KarはKarabiner(騎兵銃)の略で、K98kとも呼称される。
WW1でドイツの標準兵装であったGew98はマウザー方式からくる精度の高さにより遠距離での狙撃能力には定評があったものの頻発する塹壕戦には長さ故役に立たず、また歩兵が交戦する平均距離はGew98の高精度を活かすにはあまりにも短かった。この事を痛感したドイツはGew98をカービン化させる事で対応した。
元々の高精度は短銃身にしても寸分も狂うことなく、東部西部戦線共にその威力を存分に発揮した。 ドイツ国防軍の象徴の一つともなったこの銃はGew43やStg44が登場した後も(主に物資不足的な理由で)最前線で用いられ続けた。 歩兵の装備として高水準な性能を持つ上に、ZF41等のスコープを搭載すれば400~500mまでの範囲をカバーできる優秀な狙撃銃ともなった。 他にも一般的にSchießbecherと呼ばれるライフルグレネード投射機やZF39 1.5倍率スコープなどがアタッチメントとして存在した。
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