PIAT のバックアップソース(No.10)
|BGCOLOR(#555):COLOR(White):140|400|c
|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):''分類''|''[[突撃兵]]''(ガジェット)|
|解除条件|突撃兵ランク11|
|弾数|2/3|

//ゲーム内解説文章
PIATは歩兵と装甲車両の両方に効果的なロケットランチャーである。取り扱いには要注意。


*特徴、アドバイス、補足 [#tips]
|100|CENTER:120|>|CENTER:80|c
||&ref(画像置場/pc.png,nolink);|&ref(画像置場/ps4.png,nolink);|&ref(画像置場/xboxone.png,nolink);|h
|ADS|マウス右ボタン|L2|LT|
|射撃|マウス左ボタン|R2|RT|
突撃兵ランク11で解放される第二のロケットランチャー。
弾速が[[パンツァーファウスト]]よりもさらに遅く、弾道の落下も大きいので、遠くの敵に当てるのは難しい。またズームしないと狙ったところとは明後日の方向に飛んでいくこともあるので注意。
そのかわり、''リロード''がファウストよりも圧倒的に早くなっている。慣れが必要ではあるが、当てられさえすればその威力はファウストに勝るとも劣らない。しかもファウストより早く二発目を撃ち込める。熟練すればPIATの方がかえって使いやすいかもしれない。
&br;
意外と知られていないが、静止しながらADSするとミニマップ上に照準が表示されるので、それを使えば迫撃砲のように間接射撃をすることができる。
ただし、この照準は若干不正確で、高低差も全く考慮されていない。そのため、精密砲撃はできない。
大雑把に狙いをつけるぶんには十分役立つので、密集している敵や、敵が籠っている建物を狙うとよいだろう。
対人兵器としても優秀で、セミオートライフルを持っている時に近距離戦をしたいという状況にもってこい。しかし爆発物は嫌がられる上に自分のプレイヤースキルも上昇しないため対人戦闘は奥の手程度にしておくのがベスト。
*実物紹介 [#e1d54529]

PIAT(Projector,Infantry,Anti-Tank) Mk1は1943年に採用されたイギリス製の個人携行対戦車兵器。
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WW1にて戦車の概念を生み出した偉大なる大英帝国はそうそう戦車は進化しないと高を括っていた。
そのため歩兵による対戦車戦闘に対する意識も薄く、小銃擲弾用の対戦車炸薬弾とボーイズ対戦車ライフルで対応できると考えていた。
しかし続く第二次大戦、アフリカで遭遇したドイツ軍の機甲部隊は彼らの予想をはるかに超えて頑強であった。
既存の装備では対抗できないことを悟った英国は新たなる対戦車兵器の模索を開始した。
そこで英国砲兵隊中佐であったStewart Blacker及びMD1 少佐のMillis Jefferisが考案したのが、このPIATである。
1942年に開発が開始され、1943年のシシリア島のハスキー作戦から供給が始まった。
ソ連へのレンドリースも行われている。
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1.1kgの成形炸薬弾を撃ち出すことを目的とされたこの兵器の特徴は、なんと言ってもその撃発方法の奇抜さだった。
炸薬を叩く撃針に必要なエネルギーを与える為に巨大なバネを用いたのである。
初弾装填時に本体を立ててバネを手動で圧縮し、弾頭を装填して肩に当てて発射する。
発射時に肩にしっかりと肩当て部が当たっていれば発射時のエネルギー作用によりバネは自動でコックされ、素早い装填が可能となる。
この一風変わった撃発方法により、バックブラストも発生せず室内でも安全にとり回せる当時としては珍しい兵器だった。
そのため本兵器は厳密には個人携帯迫撃砲に分類される。
性能としては有効射程100m、有効射程内での装甲貫徹力は最大100mmとされ、理論上ほぼ全てのドイツ軍の装甲車両を撃破可能であった。
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勿論欠点がない訳ではなく、まずバネがめちゃくちゃ固い。
そりゃ弾頭を撃ち出す訳だからそれなりにエネルギーが発生できるバネが必要なのは当たり前なのだが、使用者は常に気を配らなければならない。
バネが固定位置に入る前に力を緩めようものなら待っているのは悲劇である。
実際身長168cm以下の兵士はバネの加害拡張範囲と同等のため注意せよとの指示があった。
次に弾頭の問題として、こうした機構を用いている弊害として推進装置が付いていない。
そのため撃ち出された弾頭は放物線を描いて飛翔するため、照準が複雑になり射程も長いとは言えなかった。
まあ慣れれば逆に戦車の弱点でもある上部からトップアタックを狙えたらしいが。
更に弾頭のロック機構がついておらず、固定されないため激しく動くと装填した弾頭が落ちる。
これに関しては他の対戦車兵器でも使用時のみ装填しておくことが多いためあまり弊害とは言えないが。
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いわゆる「英国面」の一つとされることがあるものの、当時の英国軍としては無くてはならない兵器であった。
その撃発方法は類稀なるものであることは明白であるが、効果的に用いれる兵器であったことは疑いようのない事実である。
ただ英国もやはりこの珍妙な兵器に思うところはあったらしく、米軍のM1バズーカが供給されるようになると急速に代替が始まった。
一応10万個体ほどは製造され、WW2後も中東紛争などで用いられたりはしたようだ。
*コメント [#comment]
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