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> スタッグハウンドT17E1
スタッグハウンドT17E1
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*戦車紹介 [#introduction] WW2序盤、北アフリカでドイツと交戦したイギリス軍は装輪式装甲車の有用性を認識、米軍もそれを認め米国フォード社とGMシボレー社によりT17装甲車が試作、選ばれたのがシボレー社のT17E1である。 米軍ではM6の正式名称が与えられるも問題があるとして使用されず、すべてイギリスへ供与、スタックハウンドの名を与えられるのべ2800両が生産された。 ゲーム内で登場するタイプはスタックハウンドMk.IでM3A1スチュアートやロカースト空挺戦車、M3 リー/グラントに搭載されたものと同じM6 37mm戦車砲、同軸機銃としてあらゆる連合国兵器に搭載されたM1919 7.62mm機関銃を備える。 最高速度は&color(Silver){紅茶もこぼれる};89km/hを誇り、4WDの足回りを活かして終戦までイギリス軍を支えた。 また、派生型としてゲームに登場するスタッグハウンドMk.I (T17E1)のほか、MK.Iの主砲を3インチ榴弾砲に現地改修したMk.II、砲塔を巡航戦車クルセイダーMK.IIIの砲塔に換装し、主砲を75mm砲にしたというなかなか英国感あふれるMk.IIIがある。 他にもイギリス軍の要望により、12.7mmブローニングM2重機関銃×2を搭載した砲塔に換装、800両生産されたT17E2 スタックハウンドAAや、T17E3と呼ばれるM8自走砲と同じ短砲身の75mm砲を搭載した砲塔に置き換えられた試作車もあり、特に砲塔を載せ替え、改修された例が多い。 また、ゲームでも再現されているがMk.Iの砲塔側面に発射レールを装備、本来は航空機用の対地ロケットであるチューリップロケットことRP-3ロケットを搭載。ゲームでは可動するものの実際には発射レールが車体へ固定されており命中率は非常に低かったものの強固なバンカーをも破壊し得る60ポンド(約27kg)もの炸薬から叩き出される火力は絶大なもので、多くの搭乗員から評価されておりシャーマンファイアフライやクロムウェル巡航戦車にも搭載されている。 WW2後は、他のイギリス戦車よろしく多勢力にわたりレバノン内戦にて多くの魔改造されたスタックハウンドが活躍したという。 #br 余談:リトルジョン・アダプター 一般的に口径漸減砲や減口径砲と呼ばれ、砲身の内部の太さが薬室(装填側)から砲口にかけて小さくなっていくシステムであり、複雑な説明は省くが、タングステン製の砲芯の外側に比較的柔らかい金属をまいた傘上状の砲弾を使用、砲の先にかけて口径を小さくするようにして絞り出すように砲弾を発射。結果、初速が速くなり貫通力も上昇するという原理を使用したアダプターである。これにより、たとえ小型の砲であっても厚い装甲を破れるという驚異的な砲であった。 しかし、特殊な弾頭を用いる為に大口径化が困難であること、金属製砲弾を絞り出すような形で発射するという構造上、砲身寿命が短いこと、榴弾が使用できないこと、技術の発達で発射後に砲弾周囲の覆いが分離し、硬い弾芯だけが飛翔していくAPDSやAPFSDSの普及により今はその姿を見ることはない。 また、リトルジョン・アダプターについては汎用対戦車砲のQF2ポンド砲(約40mm)のタングステン芯砲弾を30mmに減口するものが用いられ、残念ながらゲーム内で搭載されている37mm砲に適応するアダプターは存在せず、また2ポンド砲に換装したというスタックハウンドも実在しない為IF装備となる。 ちなみに上記の一連の装甲貫通技術は、ドイツのへルマン・ゲルリッヒが最初に理論化したものの技術的にあまりに難しく実用化は無理だとされていた…のだが、&color(Silver){ドイツの科学は世界一ィィィなので};これをなんとヘルマン・ゲルリッヒが対戦車兵器に応用、実用化してしまった。そのためドイツではゲルリッヒ砲とよばれ、こちらの方が現在でもよく聞く通称となっている。 //実銃の紹介を自由にどうぞ //#youtube()
#include(ビークル項目,notitle) //&attachref(,nolink,80%); //ゲーム内解説 偵察車両として優れた力を発揮した装甲車両で、アメリカで生み出されたが、アメリカ軍では採用されず、イギリス軍に供与されて世界中で使用された。 |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|489|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):''分類''|''戦車(装甲偵察車) (&color(Green){イギリス軍};)''| |製造国|&ref(画像置場/アメリカ.png,nolink,50%); アメリカ| |座席数|3| |解除条件|&ref(画像置場/鍵.png,nolink); ランク5| |~座席|~装備枠|兵装|~弾数|~連射&br;速度|~再装填&br;時間|備考|h |BGCOLOR(#ddd):CENTER:40|BGCOLOR(White):CENTER:50|BGCOLOR(#333):COLOR(White):180|>|>|CENTER:60|350|c // |1|メイン|37mm砲|30|2.4秒/発|-|| |~|サブ|7.62mm MG|500&br;(OH:76)|599rpm|-|| |~|装備1|緊急修理|1|-|-|| |~|装備2|煙幕|5|-|秒|周囲に煙幕を放出| |>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#fc2):CENTER:''アップグレード''| |1|装備1|野戦修理|1|-|-|パーツ損傷時利用可能| |~|装備2|補給品展開|3|-|秒|[[医療箱]]・[[弾薬箱]]設置| |~|メイン|リトルジョンアダプター|30|2秒/発|-|弾速強化 爆発力微減| |~|メイン|20mm機関砲|360&br;(OH:22)|400rpm|-|| |~|装備3|チューリップ無誘導ロケット|4|250rpm|-|低初速 補給1回/4発 3番席撤去| |~|装備3|37mm砲(アダプター/徹甲弾)|10|2秒/発|-|弾速微増 爆発力大幅減| |~|装備3|20mm機関砲(徹甲弾)|90&br;(OH:22)|400rpm|-|弾速微増 爆発なし| |~||焼夷弾ランチャー||||| // //2番席 |>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#fc2):| |2||機関銃|∞&br;(OH:76)||-|| //3番席 |>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#fc2):| |3||機関銃|∞&br;(OH:76)||-|しゃがみボタンで身を隠す| *専門技能 [#specialization] &attachref(./専門技能.jpg,nolink,60%); |~アイコン|名称|効果|h |BGCOLOR(#222):CENTER:100|BGCOLOR(#ddd):160|BGCOLOR(White):400|c // |>|>|BGCOLOR(#ffb):LEFT:''RANK1''| |&ref(専門技能/改良型装填機構.png,nolink,50%);|改良型装填機構|主砲の射撃間隔を10%速める| |&ref(専門技能/索敵スコープ.png,nolink,50%);|索敵スコープ|スコープでズーム中、チームのために歩兵をスポットする| // |>|>|BGCOLOR(#bfb):LEFT:''RANK2''| |&ref(専門技能/野戦修理2.png,nolink,50%);|野戦修理|即座にビークルのライフを10%回復し、壊れた車輪、エンジン、砲塔のダメージをすべて修復する| |&ref(専門技能/補給品展開.png,nolink,50%);|補給品展開|歩兵用に物資を投下する| |&ref(専門技能/整備ドリル.png,nolink,50%);|整備ドリル|自己修理の速度が2倍になる代わりに、修理量が半分になる| // |>|>|BGCOLOR(#bcf):LEFT:''RANK3''| |&ref(専門技能/リトルジョンアダプター.png,nolink,50%);|リトルジョンアダプター|37mm砲用の減口径アダプター。砲弾の初速が大幅に上がるが、ソフトターゲットへの爆発ダメージが低下する| |&ref(専門技能/20mm機関砲.png,nolink,50%);|20mm機関砲|歩兵及び軽装甲車両に特に効果的な20mm機関砲| // |>|>|BGCOLOR(#fbd):LEFT:''RANK4''| |&ref(専門技能/チューリップ無誘導ロケット.png,nolink,50%);|チューリップ無誘導ロケット|砲塔設置の60ポンドロケット弾| |&ref(専門技能/徹甲弾2.png,nolink,50%);|徹甲弾|徹甲弾は爆発の代わりに衝撃によるダメージを与える| |&ref(専門技能/焼夷弾ランチャー.png,nolink,50%);|焼夷弾ランチャー|着弾後も燃え続ける焼夷弾| #include(専門技能補足,notitle) *部位別ダメージ倍率詳細 [#cb7ea3af] #include(軽戦車角度別ダメージ,notitle) #br *初心者向け解説 [#jdaa99b7] まだ右も左も分からないという初心者の方は、車両について調べる前にこちらをご一読下さい。 [[これから戦車兵を目指す初心者のために>戦車一覧]] *特徴、アドバイス、補足 [#tips] 軽戦車枠の装甲車。車と同じ挙動で最高速度がとても速い。その分装甲はあまり期待できないが、逃走する余裕がある程度には耐えてくれる。 標準搭載の煙幕も放出時間が長く、速度と合わせて敵戦車に目をつけられても逃げやすい。 主砲は比較的小口径で衝撃ダメージは低いが、連射速度は速く対歩兵に向く。砲塔の旋回速度も軽戦車のため速くなっている。 信地旋回はできないが、トップクラスの機動力で敵を翻弄することができる。でも地雷には注意。 また履帯ではないためスタックもしやすい。もしはまってしまった場合味方に押し出してもらうか、対戦車地雷で吹っ飛ばす、最悪破壊するしかない。 #br :野戦修理| 回復量が大幅に減るので敬遠されがちな技能だが、軽戦車に関してはエンジン無力化時の速度低下が大きいので万が一の時に取っておけば安心できる。 そもそも正面から戦車と撃ちあう能力はないためデメリットもあまり目立たないだろう。 :リトルジョンアダプター| 37mm砲を高弾速化することで、より遠くの敵にも命中させやすくなる。その弾速はかなり速く、770m/sとライフル弾並み。 また連射速度も若干上がる。アップデートによりダメージも初期砲と統一されたため基本的に上位互換。 弾速を生かして、対空射撃にも利用可能。的の大きい爆撃機なんかは機動によっては簡単に落とせてしまったりする。 :20mm機関砲| 主砲をHE弾の20mm機関砲に換装する。半径2mまで20の爆発ダメージが維持されるため、歩兵処理がとてもしやすい。 %%装甲目標にも効果があるが、攻撃中は車体を晒し続ける必要があるためヒット&アウェイ戦法には不向き。%% アップデートにより重装甲目標にダメージが通らなくなったため、対装甲は徹甲弾でカバーしよう。 :チューリップ無誘導ロケット| トップガンナー席を撤去し、ロケット弾を4発装備する。4発発射で近寄ってきた歩兵を吹き飛ばせるほどには威力はあるが、初速が遅く落下も大きい。 しかし対戦車ダメージは無類の強さを誇り、中戦車に18、軽戦車に21、重戦車に14ダメージ。全弾しっかり当てることが出来れば[[ティーガーI]]にも対抗できる。 撃てるのは4発のみ、予備弾薬もないのが大きな欠点。なるべく敵に近づいて確実に当たる距離で撃とう。補給ステーションに張り付いて3秒ごとにぶっ放すこともできるが・・・ ケツにロケットをぶっ込む以外の理由で惹かれたなら、徹甲弾も触ってみるといい。 なお、たまに誤解されがちだがロケット弾(航空機のものも含めて)は全て爆発ダメージで構成されているため、目標に当たればどんな角度でどの面に当たろうがダメージは同じ。 :徹甲弾| 主砲用の徹甲弾。切り替える時に再装填が必要。37mm/20mmのどちらも高弾速化し、爆発ダメージが激減・消失する。 基本的には対ビークルに効果的だが、20mmなら歩兵に対しても爆発が無い代わりにダメージを上げることができる。 20mm機関砲がアップデートで装甲目標に通らなくなったので、機関砲ツリーでは重要度が増した。 ...とはいえ、20mm機関砲では戦車にはほとんどダメージが入らない。対戦車を重視したいなら37mm砲を使ったほうがいい。 :補給品展開| 車両後方から[[医療箱]]・[[弾薬箱]]を射出し、設置する。 現在のところスタックハウンド専用であり、歩兵支援には有効だが、煙幕と換装なのが大きな欠点。 技能ツリーの2段目中央に位置しているため、左中右や右中左と進みたい場合は取らざるを得ない。 :焼夷弾ランチャー| 砲塔の向いている方向に[[焼夷手榴弾]]をスモークランチャーの様に発射する。ハッキリ言ってゴミ技能。間違っても取ってはいけない。 *ゲーム内映像 [#image] //#youtube(https://www.youtube.com/watch?v=rTUWd8_IlTg) #youtube(https://www.youtube.com/watch?v=438PNPj_lvY) *戦車紹介 [#introduction] WW2序盤、北アフリカでドイツと交戦したイギリス軍は装輪式装甲車の有用性を認識、米軍もそれを認め米国フォード社とGMシボレー社によりT17装甲車が試作、選ばれたのがシボレー社のT17E1である。 米軍ではM6の正式名称が与えられるも問題があるとして使用されず、すべてイギリスへ供与、スタックハウンドの名を与えられるのべ2800両が生産された。 ゲーム内で登場するタイプはスタックハウンドMk.IでM3A1スチュアートやロカースト空挺戦車、M3 リー/グラントに搭載されたものと同じM6 37mm戦車砲、同軸機銃としてあらゆる連合国兵器に搭載されたM1919 7.62mm機関銃を備える。 最高速度は&color(Silver){紅茶もこぼれる};89km/hを誇り、4WDの足回りを活かして終戦までイギリス軍を支えた。 また、派生型としてゲームに登場するスタッグハウンドMk.I (T17E1)のほか、MK.Iの主砲を3インチ榴弾砲に現地改修したMk.II、砲塔を巡航戦車クルセイダーMK.IIIの砲塔に換装し、主砲を75mm砲にしたというなかなか英国感あふれるMk.IIIがある。 他にもイギリス軍の要望により、12.7mmブローニングM2重機関銃×2を搭載した砲塔に換装、800両生産されたT17E2 スタックハウンドAAや、T17E3と呼ばれるM8自走砲と同じ短砲身の75mm砲を搭載した砲塔に置き換えられた試作車もあり、特に砲塔を載せ替え、改修された例が多い。 また、ゲームでも再現されているがMk.Iの砲塔側面に発射レールを装備、本来は航空機用の対地ロケットであるチューリップロケットことRP-3ロケットを搭載。ゲームでは可動するものの実際には発射レールが車体へ固定されており命中率は非常に低かったものの強固なバンカーをも破壊し得る60ポンド(約27kg)もの炸薬から叩き出される火力は絶大なもので、多くの搭乗員から評価されておりシャーマンファイアフライやクロムウェル巡航戦車にも搭載されている。 WW2後は、他のイギリス戦車よろしく多勢力にわたりレバノン内戦にて多くの魔改造されたスタックハウンドが活躍したという。 #br 余談:リトルジョン・アダプター 一般的に口径漸減砲や減口径砲と呼ばれ、砲身の内部の太さが薬室(装填側)から砲口にかけて小さくなっていくシステムであり、複雑な説明は省くが、タングステン製の砲芯の外側に比較的柔らかい金属をまいた傘上状の砲弾を使用、砲の先にかけて口径を小さくするようにして絞り出すように砲弾を発射。結果、初速が速くなり貫通力も上昇するという原理を使用したアダプターである。これにより、たとえ小型の砲であっても厚い装甲を破れるという驚異的な砲であった。 しかし、特殊な弾頭を用いる為に大口径化が困難であること、金属製砲弾を絞り出すような形で発射するという構造上、砲身寿命が短いこと、榴弾が使用できないこと、技術の発達で発射後に砲弾周囲の覆いが分離し、硬い弾芯だけが飛翔していくAPDSやAPFSDSの普及により今はその姿を見ることはない。 また、リトルジョン・アダプターについては汎用対戦車砲のQF2ポンド砲(約40mm)のタングステン芯砲弾を30mmに減口するものが用いられ、残念ながらゲーム内で搭載されている37mm砲に適応するアダプターは存在せず、また2ポンド砲に換装したというスタックハウンドも実在しない為IF装備となる。 ちなみに上記の一連の装甲貫通技術は、ドイツのへルマン・ゲルリッヒが最初に理論化したものの技術的にあまりに難しく実用化は無理だとされていた…のだが、&color(Silver){ドイツの科学は世界一ィィィなので};これをなんとヘルマン・ゲルリッヒが対戦車兵器に応用、実用化してしまった。そのためドイツではゲルリッヒ砲とよばれ、こちらの方が現在でもよく聞く通称となっている。 //実銃の紹介を自由にどうぞ //#youtube() *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,) #include(コメント欄注意書き,notitle)