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BAR M1918A2
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*銃器紹介 [#introduction] //実銃の紹介を自由にどうぞ #youtube(https://www.youtube.com/watch?v=g2jRwp19csA) BARの名で知られるM1918A2は1918年にアメリカ軍で採用されたM1918の発展・改良型。 正しい名称では「Caliber .30 US Model 1918A2 Browning Automatic Rifle」となり、Browning Automatic Rifleの頭文字から「BAR」の名で親しまれる。 #br M1918を改造して分隊単位の移動に追従できる小型軽量な軽機関銃として設計され、これは今日における分隊支援火器というカテゴライズに似たコンセプトだった。 M1918が登場した第一次世界大戦では機関銃は嵩張る水冷式のものばかりで、欧州大陸に派兵されたアメリカ遠征軍はフランス軍が使用していた[[Chauchat]]を自国の.30-06弾に変換して使用した。 結果はショーシャ機関銃の悪名を広める手助けをした事となったが、アメリカが参戦する前の1917年の時点でジョン・ブローニングは新型自動火器の開発を進めていた。 これは後にM1917機関銃となるものと、ブローニング・マシンライフル(BMR)の名で呼ばれていた自動小銃であった。 1917年2月には実射試験が行われ、そのまま1917年7月には12,000挺のBARがコルト社に発注。1918年からは生産が始まり、1918年9月13日には実戦経験をした。 M1918は軽量で信頼性があり、BF1に登場したムーズ・アルゴンヌ攻勢でたった2ヶ月だけ使用されたにも関わらず大きな評価を得た。 #br その後大好評であったM1918は第一次大戦の終戦後も引き続き調達と配備が進められ、年を追っていくつかの改良が行われた。 #region("長いので格納") -M1922 Browning Machine Rifle(1922) --肉厚な放熱リブ付きのバレルに変更 --調節可能なバイポッドに変更 --ストック用モノポッドを搭載 --ストック用バットプレートを搭載 --サイドスリングスイベルを搭載 #br -R80 Monitor Automatic Machine Rifle(1931) --バイポッドの取り外し --軽量化されたレシーバーに変更 --ピストルグリップと独立したバットストックに変更 --バレルの短縮化(18.0インチ) --"カッツ"コンペンセイターの搭載 --発射速度を500rpmに変更 #br -M1918A1 Browning Automatic Rifle(1937) --バイポッドを調節可能で軽量型のものに変更 -M1918A2 Browning Automatic Rifle(1938) --新設計のグリップに変更 --発射速度を変更するレートリデューサーの搭載 --バイポッドの取り付け位置を変更 --マガジンを差し込むガイドを搭載 --ハンドガードを短縮化 --冷却補助用のヒートシールドを搭載 --リアサイトの変更 --ストックを約1インチ伸長 --新型のフラッシュサプレッサーの搭載 #br -このほかにも細かいマイナーバリアントが多数存在 #endregion #br かくして第二次大戦の始まる直前に調達が始まったM1918A2は、米軍の標準的な自動火器となった。 ただし参戦した時点でも多くのBARが旧式のM1922やM1918A1、余剰分のM1918で構成されていた。このため、生産社を増やして対応した。 これらは併せて18万挺にのぼる生産数となり、生産数の多さからストックやグリップに使用するための黒クルミが不足した。 このため1942年からはベークライトなどの化合物からなる黒色のプラスチック製ストックに変更され、1943年からは新しいレシーバーの鋳造法の開発で生産効率が改善された。 #br 第二次大戦を通してアメリカ軍を助けたBARであったが、20発容量に不満を漏らす兵士も多く居たため、[[M1919A6]]が開発された。 さらにM1918A2以降の改良はあまり行われず、第二次大戦の終戦が近づく頃に取り外し可能なキャリングハンドルが実装された程度であった。 一方で第二次大戦の終結後も使用が続けられ、朝鮮戦争やベトナム戦争でも軽量で高威力の.30-06弾を使うBARは自動火器として好評で、ある程度の数が運用された。 7.62mmNATO弾に変換されたT34 Automatic Rifleも試作されたが採用されることはなく、余ったBARは1970年代までアメリカ州兵で使われていた。 このほかアメリカによる対外援助でBARを受領し、中には1990年代まで使用していた国もあった。 #br アメリカ以外でもBARは使用されており、特にブローニングよりライセンスを受けて''ベルギー''のFN社にてFN Mle 1930の名で改良型が生産された。 これは欧州のいくつかの国で使用され、弾薬は多くが7.92mmマウザー弾になっていた。 外見上はピストルグリップが使われている事で、レートリデューサーも搭載されていた。三脚にも搭載でき、ベルギーでは多く使われた。 ''ポーランド''でもWz.1928の名でBARの改良型が使用され、特徴的なハンドガードを装備していた。 これは91発のパンマガジンを使用できるよう改良した航空機銃にも発展し、ポーランド空軍で300挺ほどが運用された。 ''スウェーデン''ではFNよりライセンス生産を行い、6.5mm弾仕様にしたKg m/21を調達した。 変更されたバイポッドやダストカバーを持ち、1937年には銃身を容易に交換できるよう改良した。 また、ベルト給弾式に変更するテストも行われた。 ''日本''においても日中戦争で中国国民党軍が使用したFN製M1930を鹵獲しており、終戦後には陸上自衛隊でもM1918A2が使用された。 このほか南米やイタリア、フィンランドやソ連、その他多数の国にM1930またはM1918に基づいたBARが使用され、ドイツでもIMG 28(p)の名でWz.1928を鹵獲運用した。 戦後も西ドイツやイスラエルで使われ、ブローニング製の傑作武器の1つに数えられた。 #br なお現代では姿を消したBARであるが、アメリカのOhio Ordnance Worksで、AR-15ライフル向けのストックを装備するバッファチューブやピカティニー・レイル、サプレッサーを装備できる汎用フラッシュハイダーを装備した「近代化BAR」が製造されている。 これは素材も軽量化してアサルトライフルのようにしたもので、[[Heavy Counter Assault Rifle(HCAR)>http://oow-govmil.com/firearms/hcar-heavy-counter-assult-rifle/]]として2006年から販売されており、30発容量のマガジンもオプションで用意されている。 [[過去のバトルフィールドでも登場>https://bfhl.swiki.jp/index.php?HCAR]]し、見た目の割に.30-06弾を使い続けている事に注目したプレイヤーも居るだろう。
第一次世界大戦でアメリカ軍向けに開発された自動ライフルの更新版。リロード操作の改善や、バイポッドの装備などの改善が施されている。 |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|489|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):''分類'' |[[援護兵]](メインウェポン)| |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):''タイプ'' |''ライトマシンガン''| |製造国 |&ref(画像置場/アメリカ.png,50%,nolink);アメリカ| |使用弾薬 |7.62x63mm| |BGCOLOR(#555):COLOR(White):141|BGCOLOR(#555):COLOR(White):50|240|240|c |>|解除条件|>|''[[タイド・オブ・ウォー]] リワード報酬''&br;2019/12/12~2019/12/19&br;上記期間後は &ref(画像置場/CC.png,nolink); 1700で購入可能| |>|性能(イメージ) |>|&attachref(./性能.jpg,nolink);| |>|連射速度 |490rpm|720rpm| |>|射撃モード |&ref(画像置場/mode3.png,nolink);|&ref(画像置場/mode4.png,nolink);| |>|装弾数 |>|20/200| |>|弾速 |>|740m/s| |>|重力落下 |>|m/s²| |>|反動 |左右0.35(0.28)/上0.76&br;初弾反動倍率1倍/(減少速度 /s)|左右0.15(0.12)/上0.532&br;初弾反動倍率1倍/(減少速度 /s)| |>|反動連射増加数|左右0/上-0.04 最小上反動 0.6|左右0/上-0.028 最小上反動 0.42| |拡散|ADS|>|静止:0.15(0.0375)/移動:0.4(0.2)| |~|腰だめ|>|静止:立3.375(1.35) 屈2.53125(1.0125) 伏2.025(0.81)&br;移動:立4.5(1.5) 屈3.375(1.125) 伏9(3)| |最大拡散値|ADS|>|静止:5/移動:5| |~|腰だめ|>|静止:立7(4.6375) 屈7(4.6375) 伏7(4.6375)&br;移動:立8(5.3) 屈8(5.3) 伏16(10.6)| |拡散連射増加数&br;(減少速度)|ADS|>|0 初弾拡散倍率 倍 ( /s)| |~|腰だめ|>|0.6(0.345) 初弾拡散倍率 倍 ( /s)| |>|リロード時間(空時) |>|2.45s(3.30s)| |>|持ち替え時間|>|1.1s| |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|>|>|>|>|>|CENTER:60|c |ダメージ|25.1|25|20|16.67|15|15| |減衰開始/終了距離|0m|10m|30m|50m|75m|100m| #include(LMG距離減衰,notitle) #include(銃器補足事項,notitle) *専門技能 [#specialization] &attachref(./専門技能.jpg,nolink,80%); |~アイコン|名称|効果|h |BGCOLOR(#222):CENTER:80|BGCOLOR(#ddd):140|BGCOLOR(White):400|c // |>|>|BGCOLOR(#ffb):LEFT:''RANK1''| |&ref(専門技能/高速リロード.png,nolink,50%);|高速リロード|銃のリロードが15%早くなる| |&ref(専門技能/高速エイム.png,nolink,50%);|高速エイム|エイム状態への移行が33%早くなる| // |>|>|BGCOLOR(#bfb):LEFT:''RANK2''| |&ref(専門技能/強化グリップ.png,nolink,50%);|強化グリップ|腰撃ちの制度が増し、腰撃ちでの有効射程が延びる| |&ref(専門技能/ポーテッドバレル.png,nolink,50%);|ポーテッドバレル|横方向の反動が弱まる| // |>|>|BGCOLOR(#bcf):LEFT:''RANK3''| |&ref(専門技能/アクション研磨.png,nolink,50%);|アクション研磨|腰撃ちによる命中精度の低下を軽減し、長く撃ち続けられるようになる| |&ref(専門技能/カスタムストック.png,nolink,50%);|カスタムストック|移動中のエイム射撃の命中精度が上がる| // |>|>|BGCOLOR(#fbd):LEFT:''RANK4''| |&ref(専門技能/軽量ストック.png,nolink,50%);|軽量ストック|エイム中の移動が60%早くなる| |&ref(専門技能/バレルベディング.png,nolink,50%);|バレルベディング|静止中のエイム射撃の命中精度が上がる| #include(専門技能補足,notitle) *特徴、アドバイス、補足 [#tips] ToWチャプター5で実装されたLMG。連射速度を2段階で切り替えられる。前作BARはレートが間をとって600rpm(A2は追加で300rpm)だったが今回は720rpmと490rpmになっており、中距離が逆に前作よりキツくて感じるかもしれない。 :高レート時(720rpm)| LMG中最も高いレートが特徴的。腰だめも2段階強化できるので近距離での戦闘能力は頭一つ抜けている。 しかし横反動はLMG中ダントツで悪く、バイポッドを立てなければ中距離以遠の射撃には難がある。 :低レート時(490rpm)| 反動が非常にマイルドになり、中遠距離での戦闘能力が大きく増す。 ただし[[Bren Gun]]など最初から反動に特化した銃と比べるとレート・装弾数などで見劣りする点が多い。 #br 圧倒的なレートで近距離の敵をさばき、低レートなら中遠距離もこなせるなど多種多様な状況に対応できる銃。 しかし切り替えの手間があり、さらに単体での性能は他に及ばないところがあるので過信は禁物である。 #br -&color(Maroon){''IRON SIGHTS''}; &attachref(./アイアンサイト.jpg,40%); //固有のADS時ビジュアルの画像を貼る(倍率スコープなど、共通デザインのサイトは不要) *ゲーム内映像 [#image] #youtube(https://www.youtube.com/watch?v=YMSF5QJ7ppU) *銃器紹介 [#introduction] //実銃の紹介を自由にどうぞ #youtube(https://www.youtube.com/watch?v=g2jRwp19csA) BARの名で知られるM1918A2は1918年にアメリカ軍で採用されたM1918の発展・改良型。 正しい名称では「Caliber .30 US Model 1918A2 Browning Automatic Rifle」となり、Browning Automatic Rifleの頭文字から「BAR」の名で親しまれる。 #br M1918を改造して分隊単位の移動に追従できる小型軽量な軽機関銃として設計され、これは今日における分隊支援火器というカテゴライズに似たコンセプトだった。 M1918が登場した第一次世界大戦では機関銃は嵩張る水冷式のものばかりで、欧州大陸に派兵されたアメリカ遠征軍はフランス軍が使用していた[[Chauchat]]を自国の.30-06弾に変換して使用した。 結果はショーシャ機関銃の悪名を広める手助けをした事となったが、アメリカが参戦する前の1917年の時点でジョン・ブローニングは新型自動火器の開発を進めていた。 これは後にM1917機関銃となるものと、ブローニング・マシンライフル(BMR)の名で呼ばれていた自動小銃であった。 1917年2月には実射試験が行われ、そのまま1917年7月には12,000挺のBARがコルト社に発注。1918年からは生産が始まり、1918年9月13日には実戦経験をした。 M1918は軽量で信頼性があり、BF1に登場したムーズ・アルゴンヌ攻勢でたった2ヶ月だけ使用されたにも関わらず大きな評価を得た。 #br その後大好評であったM1918は第一次大戦の終戦後も引き続き調達と配備が進められ、年を追っていくつかの改良が行われた。 #region("長いので格納") -M1922 Browning Machine Rifle(1922) --肉厚な放熱リブ付きのバレルに変更 --調節可能なバイポッドに変更 --ストック用モノポッドを搭載 --ストック用バットプレートを搭載 --サイドスリングスイベルを搭載 #br -R80 Monitor Automatic Machine Rifle(1931) --バイポッドの取り外し --軽量化されたレシーバーに変更 --ピストルグリップと独立したバットストックに変更 --バレルの短縮化(18.0インチ) --"カッツ"コンペンセイターの搭載 --発射速度を500rpmに変更 #br -M1918A1 Browning Automatic Rifle(1937) --バイポッドを調節可能で軽量型のものに変更 -M1918A2 Browning Automatic Rifle(1938) --新設計のグリップに変更 --発射速度を変更するレートリデューサーの搭載 --バイポッドの取り付け位置を変更 --マガジンを差し込むガイドを搭載 --ハンドガードを短縮化 --冷却補助用のヒートシールドを搭載 --リアサイトの変更 --ストックを約1インチ伸長 --新型のフラッシュサプレッサーの搭載 #br -このほかにも細かいマイナーバリアントが多数存在 #endregion #br かくして第二次大戦の始まる直前に調達が始まったM1918A2は、米軍の標準的な自動火器となった。 ただし参戦した時点でも多くのBARが旧式のM1922やM1918A1、余剰分のM1918で構成されていた。このため、生産社を増やして対応した。 これらは併せて18万挺にのぼる生産数となり、生産数の多さからストックやグリップに使用するための黒クルミが不足した。 このため1942年からはベークライトなどの化合物からなる黒色のプラスチック製ストックに変更され、1943年からは新しいレシーバーの鋳造法の開発で生産効率が改善された。 #br 第二次大戦を通してアメリカ軍を助けたBARであったが、20発容量に不満を漏らす兵士も多く居たため、[[M1919A6]]が開発された。 さらにM1918A2以降の改良はあまり行われず、第二次大戦の終戦が近づく頃に取り外し可能なキャリングハンドルが実装された程度であった。 一方で第二次大戦の終結後も使用が続けられ、朝鮮戦争やベトナム戦争でも軽量で高威力の.30-06弾を使うBARは自動火器として好評で、ある程度の数が運用された。 7.62mmNATO弾に変換されたT34 Automatic Rifleも試作されたが採用されることはなく、余ったBARは1970年代までアメリカ州兵で使われていた。 このほかアメリカによる対外援助でBARを受領し、中には1990年代まで使用していた国もあった。 #br アメリカ以外でもBARは使用されており、特にブローニングよりライセンスを受けて''ベルギー''のFN社にてFN Mle 1930の名で改良型が生産された。 これは欧州のいくつかの国で使用され、弾薬は多くが7.92mmマウザー弾になっていた。 外見上はピストルグリップが使われている事で、レートリデューサーも搭載されていた。三脚にも搭載でき、ベルギーでは多く使われた。 ''ポーランド''でもWz.1928の名でBARの改良型が使用され、特徴的なハンドガードを装備していた。 これは91発のパンマガジンを使用できるよう改良した航空機銃にも発展し、ポーランド空軍で300挺ほどが運用された。 ''スウェーデン''ではFNよりライセンス生産を行い、6.5mm弾仕様にしたKg m/21を調達した。 変更されたバイポッドやダストカバーを持ち、1937年には銃身を容易に交換できるよう改良した。 また、ベルト給弾式に変更するテストも行われた。 ''日本''においても日中戦争で中国国民党軍が使用したFN製M1930を鹵獲しており、終戦後には陸上自衛隊でもM1918A2が使用された。 このほか南米やイタリア、フィンランドやソ連、その他多数の国にM1930またはM1918に基づいたBARが使用され、ドイツでもIMG 28(p)の名でWz.1928を鹵獲運用した。 戦後も西ドイツやイスラエルで使われ、ブローニング製の傑作武器の1つに数えられた。 #br なお現代では姿を消したBARであるが、アメリカのOhio Ordnance Worksで、AR-15ライフル向けのストックを装備するバッファチューブやピカティニー・レイル、サプレッサーを装備できる汎用フラッシュハイダーを装備した「近代化BAR」が製造されている。 これは素材も軽量化してアサルトライフルのようにしたもので、[[Heavy Counter Assault Rifle(HCAR)>http://oow-govmil.com/firearms/hcar-heavy-counter-assult-rifle/]]として2006年から販売されており、30発容量のマガジンもオプションで用意されている。 [[過去のバトルフィールドでも登場>https://bfhl.swiki.jp/index.php?HCAR]]し、見た目の割に.30-06弾を使い続けている事に注目したプレイヤーも居るだろう。 *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,) #include(コメント欄注意書き,notitle)