M1912はマガジン内蔵型の武骨で信頼性の高いピストルである。第一次世界大戦で初めて用いられ、1938年にドイツがオーストリアを併合すると、ドイツ軍から6万丁の発注がなされた。
敵を倒すのに必要な距離と弾数比較。6.2パッチ (スプレッドシート)
表の見方は銃器の性能表について、詳細比較については銃器比較表、またサイトについてはカスタマイズ参照。
高いレートを持つ中量級ピストル。 P38やP08と同じく威力減衰が緩く、さらにレートも速いため中距離での火力はサブウェポン中トップクラス。 ハンドガンの中では広いレンジで高い攻撃力を発揮できるため、攻撃力に特化したサブウェポンと言える。 しかし、固定マガジン式のためクリップ装填に限られ、残弾がある時は排出するため時間が更にかかる。空のリロード速度も遅め。 持ち替え時間も少し遅く、咄嗟の使用には不向き。緊急用にするよりは近距離が苦手な武器を補う武器として使う方が向いている。 ピストルカービンモデル(Maschinenpistole M1912)の追加も考えられていた。
ステアーM1912は1912年にオーストリアのSteyr Mannlicher(ステアー・マンリッヒャー)が開発したピストル。 1911年から開発の始まった拳銃は第一次世界大戦を通して数多くが生産され、オーストリア=ハンガリー帝国やイタリア王国、チリやポーランドなど幾つかの国への輸出も行われた。
M1912はショートリコイル式の拳銃で、当初は9x23mmステアー弾を使用していた。 設計当時の時点で各国において着脱マガジン式の拳銃も多く開発されていたが、本銃は8発のストリッパークリップを用いた装填方法であるのが特徴。
第一次世界大戦の終了後もいくつかの国では使用が続けられたが、特に1938年にオーストリアのドイツによる統治が始まった事がきっかけに変化が訪れる。 ドイツ国防軍向けの拳銃の不足を補うために、当時のドイツで使われていた標準的な拳銃弾の9mmParabellum弾に変換されたM1912が調達され始めた。 これはドイツにおいて「9mm P12 (Ö)」という命名がされた。チェコ製の兵器における「(t)」のように、括弧内の「Ö」(ドイツ語でオーストリアを意味する「Österreichisch」)が接続されている。 9mm P12は最終的に6万丁が生産され、決して少なくない数のP12は第二次世界大戦の終結までドイツ人の手で使われた。 本ゲームに登場するP12に国防軍の象徴である鷹(Wehrmachtadler)と、スライド左側の「08」の刻印が無かった場合、実は9x23mmステアー仕様のままなのかもしれない・・・。
なお第一次世界大戦中にはフルオート射撃を可能としたRepetierpistole M1912/P16が開発されており、こちらもクリップを用いて装填を行う。 16発の固定マガジンに拡張したものも存在し、これを2つ結合した「Doppelpistole M.12」という銃も試作されている。
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