レートが控えめな代わりに反動制御が容易で、アサルトライフル程ではないが中距離戦闘もそれなりにこなすことができる。 スペシャライゼーションは左側のツリーが腰だめを主体とした近距離性能の底上げ、右側のツリーがADSを多用する中距離性能の底上げとなっている。
ステン短機関銃 国営兵器工場・エンフィールド王立造兵廠のレジナルド・V・シェパード技師、ハロルド・J・ターピン技師によって開発された短機関銃。 この開発において、ドイツ製短機関銃であるMP28やMP40はその参考となった。 実包はドイツ軍の制式拳銃弾である9x19mmパラべラム弾を採用した。 通常は自国の制式拳銃と同様の実包を使用するのが望ましいが、当時のイギリスの制式拳銃弾である.38エンフィールド弾が自動火器に向いていなかったために弾薬補給の複雑化を承知でパラべラム弾を採用した。 MP40同様に生産合理的な設計が図られ、1941年6月に試作銃を完成。 この短機関銃には、シェパード(Shepherd)とターピン(Turpin)の2人にエンフィールド造兵廠(Enfield)の頭文字をとってステン(STEN)と名付けられた。 また、当時のイギリスでは短機関銃をマシンカービンと呼称していたため、採用当初は9mm STEN Machine Carbine, Mark 1という制式名称が与えられていた。 その後、制式火器採用を通過したステン短機関銃はさっそく量産体制に入り、徐々にその数を増やしていった。
本銃は外観的な特徴から推測して第二次世界大戦中最も生産されたMk.IIで、初期型であるMk.Iを省力化した本格的量産型。 総生産数はおよそ200万挺で、Mk.Iの20倍の生産量である。
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