ROSS RIFLE MK III のバックアップの現在との差分(No.2)
表の見方は銃器の性能表について、詳細比較については銃器比較表、またサイトについてはカスタマイズ参照。 専門技能[添付]
詳細については専門技能参照。 特徴、アドバイス、補足TOWで追加された、スナイパーライフル 性能はLee-Enfieldの弾速を少し速くしてコッキングを僅かに遅くしたもの。コッキング速度は全ボルトアクションライフル中2番目に早い。 Lee-Enfieldの弱点である弾速を速くしながら素早いコッキング速度を両立できているのが強みである。 ダメージはEnfieldから据え置きで、瀕死の敵に当てても倒れてくれない場合が少なくない。 バランスよく纏まったこの銃を器用貧乏な武器にするか、万能性を大いに生かした機動戦で大戦果を挙げていけるかは使い手次第である この銃を上手に手懐けられたなら、他のボルトアクションライフルでも苦労はしないだろう。
ゲーム内映像銃器紹介銃を持って解説を始めるのは2分50秒頃から Rossは1901年にカナダで開発されたボルトアクション式小銃。 このライフルはカナダが英連邦加盟国であるためリー・エンフィールド小銃を使用していたが、1899年から1902年の第二次ボーア戦争(南アフリカ戦争)の間にカナダへの供給がイギリスより差し止められた際に設計された。 イギリスのチャールズ・ロス卿の申し出でカナダに武器工場の設立が決められ、1901年にRoss Mk.Iが開発された。 Mk.Iの生産は1903年より初められ、第一次大戦期のカナダ軍が装備した。 ロス卿が設計したライフルは当時珍しかったストレートプル式のボルトアクションを採用している。 この構造はオーストリアのマンリッヒャーGewehr M95/30に影響されて設計され、その操作法は従来のボルトアクション式よりも高い連射力を実現した。 しかしその一方で初期のモデルではスプリングが弱く信頼性に欠け、続く1905年に開発されたMk.IIでいくつかの改良が施された。 Mk.IIは多く使用されたが、この時点でも機関部内が汚れに対して脆弱で、耐久力に欠ける事が指摘されている。 これらの問題を一挙に解決するために大幅に改良設計されたのがMk.IIIだが、この際に二列で並べられた弾薬は一列のシングルスタックマガジンになり、装弾数が減るなど削られた特徴もあった。 しかしMk.IIIも排莢を行うボルトが使用し続けると不必要に変形してしまい、ボルトが射手の顔面めがけて脱落する事件が少数ながら発生した。 Mk.IIIは1910年より製造が始まり、生産は1916年で中止されたものの生産数は235,000丁に上っている。Mk.IIIおよびMk.IIIBはしばらくの間はカナダ軍の制式装備であり続けた。 軍用銃としては複雑な構造により重大な欠陥を招いていたが、操作のしやすいボルトと高い精度を誇る点に着目され、狙撃銃として米ウィンチェスター社のA5スコープやW&S社のM1913スコープを取り付けて使用された。 その後カナダは無事イギリスよりLee-Enfield No.4 MkⅠ小銃の生産・受領を開始できたため一線を退くこととなったが、第二次大戦の勃発により数年間のみMk.IIIが再生産されている。 これらのMk.IIIは国内の海軍やベテランガード、沿岸警備隊や訓練部隊に配備され、このほかイギリスのホームガードやロンドン警視庁にも供与された記録がある。 ニュージーランドにも300丁ほどが供与されるなど英連邦各国で若干ながら利用されており、イギリスを通してソビエトにもMk.IIIが供与された。 このほかラテンアメリカ諸国やインドネシアにも供与され、珍しいものではイギリスにより訓練されたユダヤ人組織のハガナー(後のイスラエル国防軍)にも供与された。 コメント全ページのコメント欄について改行は非推奨です。 |
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