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Boys AT Rifle のバックアップ(No.15)
イギリスの対戦車ライフル。大戦中、進化した枢軸軍の戦車には効果的でないことがわかり、PIATに置き換えられた。
専門技能
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| アイコン | 名称 | 効果 |
|---|---|---|
| RANK1 | ||
| スリングスイベル | 銃の持ち替えが15%早くなり、またダッシュ後に素早く撃てるようになる。 | |
| リコイルバッファー | 上方向の反動が弱まる。 | |
| RANK2 | ||
| 無閃光火薬 | マズルフラッシュを抑えることで、射撃時にスポットされにくくなる。 | |
| 零点規正可能 | 長距離狙撃用に零点規正を可能にする。 | |
| RANK3 | ||
| マシンボルト | 銃のサイクルを速め、連射速度を向上させることができる。 | |
| 高速リロード | 銃のリロードが15%早くなる。 | |
| RANK4 | ||
| 硬芯徹甲弾(APCR) | ビークルへの威力が増す硬芯徹甲弾(APCR) | |
| 高速弾 | 弾速が10%上がり、動いている標的や遠方の標的に当てやすくなる。 | |
詳細については専門技能参照。
ToWチャプター3で実装された今作初の対物ライフル。
異常な単発火力と低いレート、バイポットを使用しないとサイトを覗き込めないことが特徴。火力面では偵察兵の中で飛びぬけており、100mまでではあるが胴体一発でキルをできる唯一のライフルである。
更に戦車を含む車両にダメージを与えることができ、専門技能RANK4の『硬芯徹甲弾(APCR)』を選択することで壁も破壊することができる。
突撃兵のロールガジェット(PIAT等)では壊れないときがあるのにこいつは絶対一撃。壁を破壊することだけでは戦車や固定砲台に匹敵する。すごい。
6/4のアップデートで、硬芯徹甲弾(APCR)が戦車に対して正しいダメージを与えなかった不具合は修正された。安心して車両に撃ってやろう。
しかし、その他の点の多くは他のボルトアクションライフルに劣っており、100m以遠での対人狙撃は向いているとは言い難い。かといって近距離も突発的な戦闘は覗き込めないため不得手である。総じて相手に発見される前に一撃で仕留めることを徹底し、常に相手より優れた位置を陣取れるようにするとその過剰なまでの威力が輝いてくるだろう。対人には十分な威力だが、対戦車となると火力不足が目立つ。修理の妨害やモジュール破壊、止めを刺すといった運用に向いている。体力を削るのは本職の方々に任せよう。
余談ではあるが本銃の着弾音は他の銃より大きく、エフェクトも異なる。付近で大きな音とともに火花が散るのが見えたら本銃に狙われてる可能性がある。遠距離狙撃ができそうな状況であれば、相手はバイポットを使用していて動きづらい上にレートも低いため反撃できるかもしれない。もしくはそのド派手なエフェクトで強力な武器に狙われる恐怖を楽しむのもまた一興。
Rifle, Anti-Tank, .55in, Boysは一般的に「ボーイズ対戦車ライフル」の名前で知られる対戦車ライフル。
イギリス小火器委員のHenry C. Boys大尉によってエンフィールド造兵廠にて設計され、1937年よりイギリス軍にて採用された。
ボーイズ対戦車ライフルの設計は1934年より始まり、この頃の戦車に合わせて軽装甲の車両に対して運用することを目的に設計された。
ボルトアクション式を採用し、5発のマガジンを備えるボーイズ対戦車ライフルは13.9x99mmB弾(.55Boys)を使用でき、タングステン弾芯のAPCR弾を使えば初速は945m/sに迫った。
この.55Boys弾は第一次大戦中に開発されたドイツの対戦車用弾薬である13.2mm TuFに強い影響を受けて開発され、最終的にブローニングM2等に使われる.50BMG弾の薬莢をベースに開発されている。
100ヤード先の23mm厚の装甲を貫通する能力を持った.55Boysは通常徹甲弾のW Mark1弾と、タングステン弾芯のW Mark2弾が用意され、長い射程が確保された。
銃の設計は強力な弾薬が生む反動に耐えるために大きなマズルブレーキがあり、バイポッドのほかに後部にはショックアブソーバをフレームに組み合わせたストックや、モノポッド(単脚)も装備された。
ストック部分にはゴムパッドで構成されたショルダーレストを取り付ける等の工夫も行われているが、それでも射手はしばしば挫傷に苦しめられた。
また、とても細かい鋼鉄製のネジが多く使用された結果、整備性に劣るものとなり、生産コストも高いものとなってしまった。
しかし有効な対戦車火器を持たないイギリス軍においては大いに重宝され、PIATの登場までイギリス軍の歩兵にとっては数少ない対戦車火器であり続けた。
ヨーロッパに派遣されたイギリス軍(BEF)が撤退する事態となったダイナモ作戦においては数多くのボーイズを破棄する事になり、管理の大変な白リンを利用した焼夷手榴弾が急造されるほどであった。
またイギリスのみならずフィンランドでも多くが運用され、軽装甲の戦車が多かったソ連に対して存分に威力を発揮した。
北アフリカ戦線においてもドイツのI号戦車・II号戦車やイタリアの戦車を相手に威力を発揮し、ユニークなものとしては1942年に空軍向けに銃身を短くしたものがチュニジアで使われている。
フランスや北アフリカ戦線での活躍とともに1942年にカナダではウォルト・ディズニーにより"Stop That Tank!
"という映像作品が作られるほどの信頼は得たが、多くの対戦車ライフルがそうであったように戦車の恐竜的な進化を前に装甲を貫く事は困難となった。
PIATの登場後は急速に退役し、バンカーや機関銃陣地への利用は見られたもののアメリカの援助で武器が十分に供給され始めたイギリスにとってはデメリットが目立つようになり、太平洋戦線以外では完全に姿を消した。
太平洋戦争においてもイギリス軍および英連邦軍で運用され、日本軍の軽装甲車両への攻撃に用いれられたがここでも戦車への加害力不足が指摘されている。
このほかにアメリカが同国の海兵隊のマリーン・レイダーズにて運用し、マキン島沖にて日本軍機2機の撃墜を補助した。
更に同部隊では第二次大戦後の朝鮮戦争でカナダから借用した本銃にスコープを取り付け、M2ブローニングの銃身を使用して.50BMGを使えるようにした長距離狙撃銃として運用している。
この時の射程距離は2000ヤード(約1800m)に達するとされ、現代の見方で言うところの対物ライフルの先駆けとも言える。
また、フィリピンでのフクバラハップ反乱で持ち出されたり、1965年にはIRA(アイルランド共和国軍)が本銃を使用してイギリスの巡視艇を狙撃する事件に使われたりなど時折目撃された。
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