K31/43 のバックアップの現在との差分(No.2)
スイスのK31制式ライフルの狙撃手版K31/43には潜望鏡スコープが内蔵されていた。
表の見方は銃器の性能表について、詳細比較については銃器比較表、またサイトについてはカスタマイズ参照。 専門技能File not found: "null.png" at page "K31/43"[添付]
詳細については専門技能参照。 特徴、アドバイス、補足専用スコープを備えたライフル。 性能自体はKrag-Jørgensenと似ているが、弾速は750m/s。零点規正が無い事も踏まえると、こちらはより近中距離向け。 サイトが1種類で固定されている事が特徴で、備えつけの3倍スコープと1.5倍アイアンサイトを戦闘中に素早く切り替えられる。 専門技能にはボルトアクションライフルとしては珍しく、「無閃光火薬」と「脱着式マガジン」が用意されている。 近距離で戦いつつも中距離への狙撃もしたい方にピッタリ。「オフセットアイアンサイト」を愛用していた兵士ならしっくりくるだろう。
ゲーム内映像銃器紹介K31(Karabiner Modell1931)は1933年から1958年までスイス軍で採用されていたボルトアクション式のライフルである。 本銃は1889年に開発されたシュミット・ルビンM1889(またはIG89)を基にしたもので、これはスイス陸軍のルドルフ・シュミット大佐によって設計されていた。 シュミット大佐による設計のライフルはボルトを直動させる方式のストレートプル式ボルトを採用しており、更に弾薬はボディからせり出した箱型の着脱式弾倉に12発が収められていた。 まだ連射能力のあるライフルがようやく普及し始めた頃としては先進的なものであり、弾薬も徹甲弾を開発していたエデュアルド・ルビン中佐による7.5x55mm弾が使用された。 エデュアルド・ルビンの設計したGP11弾薬は無煙火薬を使用するGewehrpatrone90(GP90)の改良型であるが、これは火薬やケースの改良と共に現在で言うフルメタルジャケット弾頭を備えていた。 なお日本におけるM1889からなる一連のシュミット大佐のライフルはシュミット・ルビンという名称が有名だが、この名称は設計者のシュミット大佐とこの銃に合わせて開発されたルビン中佐の弾薬から名前を取っている。 M1889はスイスの制式小銃として改良が続けられ、M1889/96やM1899/1900、M1896/11など年を追うごとに改良が行われた。 その中でスイス陸軍の要求から後方部隊や騎兵隊などに配備するための取り回しの良い小銃が求められ、それに応える形でM1911型をベースに全長を短縮したカービン銃としてK11が開発された。 これが後のK31に繋がるものであるが、K11自体は旧来のM1911をK11仕様に変換するという方法で製造されていた。 こうして長く続くシリーズの中の1つとして生まれたK31は30年代における重要な改良モデルの一つとして開発され、機関部の全長を短縮させることで全長をそのままに銃身長の延長や照準器の適切な配置への変更などが行われた。 この改良はスイス陸軍では険しい地形が多い関係で個々の小銃射手が行う射撃の精度を重視することに因んでおり、1000m先の目標に対する精度は横21cm、縦43cmの範囲内に収まるほど主力小銃としては精度が高められていた。 ほかにストレートプルボルトを使用することによる複雑化に伴う整備性や砂塵への脆弱性までは改良することができなかったが、ボルトの強度不足などはK31で概ね改良することに成功しており、旧来のM1889シリーズから刷新された。 弾薬は引き続き7.5x55mm GP11弾薬が使用され続けていたが、マガジンはM1896/11から使われていた6発の着脱式弾倉を使用し続けた。 K31は既存のM1911を置き換えるよう調達が進められたが、1934年から1946年までにいくつかの改良型が作られており、K31/34やK31/35などがこれに含まれていた。 一連の改良型には狙撃銃モデルも用意されており、ZfK31/42やZfK31/43が開発された。本作に登場するK31はゼロイン調整が可能な2.8x14mmのスコープを装備したZfK31/43であり、アイアンサイトを使用できるようにスコープは左側にオフセットされていた。 このモデルはスイス陸軍で使用されていたが、ベースとなったK31やM1889シリーズ自体は国民皆兵制度により各家庭に配備が進められた。後世の私たちが知る通りスイスは陸戦を経験せずに第二次大戦の終戦を迎えたが、民間人の間ではK31はスポーツライフルとしても人気であった。 1958年ごろには新しく開発されたアサルトライフルのStg58が出来たこともあり退役が進んでいったが、軍のデッドストックや民間人の手元に保管されていたK31が現在も流通しており、日本でも無稼働実銃として流通する個体が時折見られる。 コメント全ページのコメント欄について改行は非推奨です。 |
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