P51D戦闘機 のバックアップ(No.11)
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対独戦で使えるアメリカ軍の戦闘機。
航空機紹介
ノースアメリカン P-51 ムスタングは第二次世界大戦の最中に設計され、非常に長い航続距離と優れた機体性能で枢軸国に多大なる被害を与えた名機であり、本機はその後期量産型の"D型"である ・機体の特徴 大きな特徴としてラジエーターの配置と設計が極めて優れている点が挙げられる。P-51はそれまでの機体がラジエーター空気取り入れ口の大型化や増設などの苦肉の策でしか対処できなかった境界層の問題を、空気取り入れ口を機体から少し離して設置する事で回避したのである。これにより大型化を免れた空気取り入れ口は非常に効率の優れた冷却と空力を実現した。 ・性能 高度7600mで最大水平速度700km/hを越える、当時のレシプロとしては最上位の高速機であり、急降下時には800km/h近い速度に耐える事が出来た。 旋回においては、胴体タンクに燃料を搭載したP-51Dはフラットスピン容易に陥るほど不安定な為、胴体燃料を残した状態での旋回運動は禁忌とさられていたが、胴体に燃料を搭載しない場合においては問題は無かった。 ただし推力比の悪さを空力の良さで補っているため低速時の加速はかなり悪く、上昇も同世代の機体に比べ優れているとは言えない。対地攻撃などで低空を低速で飛行するP-51は身軽な敵機から格好の獲物であり、何も出来ずに撃墜される事もあった。 致命的で明確な弱点があるP-51であるがそれでもなお優秀な機体であるのは変わりなく、戦争当時から今日まで「P-51Dを振り切った」「P-51Dを撃墜したなど」本機を上回る事が一つのアドバンテージになっている事から、航空戦において大きな影響を与えた機体の一つである事は疑う由も無いだろう。 ・その後 D型以降の軽量化計画を立てられたP-51は数々の派生機体が生み出されていく、特にXP-51Gの叩き出した記録は凄まじく水平で791km/hの速度と高度6000mまで3.85分を記録、これはグリフォンスピットすら大きく凌駕する目覚ましい記録であったがエンジンの生産に漕ぎ着けず断念。唯一量産された軽量計画機のP-51H型は760km/hとGから落ち着いたものの、これでも他の単発レシプロを寄せ付けぬ速度の機体であった。 朝鮮戦争でも名称改定を受けてF-51Dとして対地攻撃任務で活躍、上記のH型も共に存在したがD型の方が防御力があった他、時代はジェット機に移り始めており使用はされなかった。1957年にアメリカ空軍を退役。 コメント
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