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LVT のバックアップ(No.21)
ビークル一覧(クリックで展開) ■戦車 ■航空機 LVTは水上、砂上、泥地を乾いた地面と同じように容易に走行することができ、配備後すぐに上陸作戦を行う歩兵の支援車両として大きく活躍した。
専門技能
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| アイコン | 名称 | 効果 |
|---|---|---|
| RANK1 | ||
![]() | 強化履帯 | 履帯の耐久力を上げ、破壊されるまでに倍以上のダメージに耐えられるようにする。 |
![]() | 索敵スコープ | スコープでズーム中、チームのために歩兵をスポットする。 |
| RANK2 | ||
![]() | 強化砲塔リング | 砲塔機構の耐久力を上げ、破壊されるまでに倍以上のダメージに耐えられるようにする。 |
![]() | 発煙装置 | 使用中、車両から煙幕を発生させ続ける煙幕発生装置。 |
![]() | 焼夷弾ランチャー | 着弾後も燃え続ける焼夷弾。 |
| RANK3 | ||
![]() | 75mm M2榴弾砲 | 速度は落ちるが、爆発ダメージが増した榴弾砲。積載可能な弾薬数が減る。 |
![]() | 徹甲弾 | 徹甲弾は爆発の代わりに衝撃によるダメージを与える。 |
![]() | 75mm M6戦車砲 | 爆発ダメージと装甲標的への有効性が増した大型砲。連射速度が落ち、積載可能な弾薬数も減る。 |
| RANK4 | ||
![]() | 強化エンジン | エンジンの耐久力を上げ、破壊されるまでに倍以上のダメージに耐えられるようにする。 |
![]() | 50CAL M2連装対空重機関銃 | 航空機に効果的な.50口径連装重機関銃。 |
![]() | 改良型望遠スコープ | 砲塔の望遠倍率を上げる。 |
| RANK5 | ||
![]() | 車体搭載火炎放射器 | 助手席機銃を火炎放射器に置き換える。 |
![]() | 野戦修理 | 即座にビークルのライフを10%回復し、壊れた翼、エンジン、砲塔のダメージをすべて修復する。 |
![]() | 改良型回転機構 | 砲塔の旋回速度を上げる。 |
| RANK6 | ||
![]() | 応急修理 | 自己修理が高速になるが、修理量が減る。 |
![]() | 改良型装填機構 | 主砲の射撃間隔を20%早める。 |
![]() | 弾薬スペース拡張 | 主砲弾の積載可能数を33%増やす。 |
詳細については専門技能参照。
| 名称 | 初期 | 装備箇所 | 砲口初速 m/s | 衝撃最大/最小 ダメージ | 衝撃ダメージ減衰 開始/終了距離 m | 爆発 ダメージ | 対装甲10s ダメージ※ | 爆発半径 m | 歩兵確殺半径※ m | 連射速度 rpm | 弾数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 37mm M6戦車砲 | ○ | メイン | 530 | 65 | - | 100 | 823 | 4 | 1.6 | 25 | 24 |
| 徹甲弾 | 装備3 | 700 | 125 | - | 34 | 1107 | 0.76 | 0 | 30 | 9 | |
| 75mm M6戦車砲 | メイン | 390 | 112 | - | 100 | 893 | 4 | 1.6 | 20 | 18 | |
| 75mm M2榴弾砲 | メイン | 110 | 30 | - | 100 | 435 | 6.5 | 1.95 | 18 | 18 | |
| 50CAL M2連装対空重機関銃 | メイン | 900 | 29/17 | 15/75 | 0 | - | - | - | 500 | 600 | |
| 50CAL 徹甲弾 | 装備3 | 400 | 29/17 | 15/75 | 0 | 218/128※ | - | - | 450 | 375 | |
| 同軸機銃 | ○ | サブ | 600 | 25/12.5 | 30/100 | 0 | - | - | - | 599 | 500 |
sym.ggのデータブラウザ
より抜粋。Update 5.2(19/12/5)時点。※は独自解釈および注釈
※対装甲10sダメージ…対戦車能力の指標となる数字。(衝撃ダメージ×材質倍率+爆発ダメージ)×連射速度÷6 で求めた。「材質倍率」は未確定のため1.5としており「入射角によるダメージ倍率」も加味していないためあくまでも指標として参考にすること
※歩兵確殺半径…対歩兵能力の指標となる数字。爆発ダメージが100まで落ちる半径。爆発ダメージ減衰モデルは弾種によってまちまち(リニアだったりそうでなかったり)なので加えてみた。爆発ダメージも走ったり伏せたりすると軽減するらしいのであくまでも指標
※50CAL 徹甲弾の対装甲10sダメージ…衝撃ダメージの材質倍率補正を0.1(適当)で計算
まだ右も左も分からないという初心者の方は、車両について調べる前にこちらをご一読下さい。
これから戦車兵を目指す初心者のために
大日本帝国との戦いで使用可能なアメリカ合衆国の水陸両用戦車。水上でも航行ができ裏どり云々にも活躍する。
RANK1
RANK2
RANK4
LVT(Landing Vehicle, Tracked)は「アムトラック」「アリゲーター」などの愛称で知られる水陸両用の装甲車である。
時は1935年、アメリカの発明家であったドナルド・ローブリングは沼沢地でも活動できる「アリゲーター」と呼ばれる装軌車を開発していた。
これはもともとハリケーンのような大災害の後でも救助活動ができる乗り物となることを目論んだものであった。
ローブリングの設計はユニークなもので、履帯が水かきのような形状になっており、陸上での走行装置がそのまま水上での推進装置となっていた。
2年後にローブリングはさらに改良を行ったところ、当時まだ多くの装備を持たなかったアメリカ海兵隊の目に留まり、これが後のLVTへと発展した。
ローブリングのアリゲーターはアメリカ海兵隊員のアール・ハンコック・エリス中佐が提唱した上陸作戦の教義に則って改良がなされた。
アール・H・エリス中佐は既に1923年にアルコール依存症を原因とした病で既にこの世を去っていったが、1920年より日本との戦争計画の必要性を提唱していた人物であり、彼は日本の太平洋域での動向を探る諜報員でもあった。
彼は当時水陸両用作戦の分野におけるパイオニアとして評されており、海軍で研究が進められたのち、欧州で戦争が始まると軍事転用を渋っていたローブリングも協力する形でLVTの開発が進められた。
開発は急ピッチで進められ、1940年5月には軍用アリゲーターの最初のモデルが完成した。
次いで同年11月により強力なエンジンを搭載したものが完成し、アメリカ海兵隊主導でテストが行われたところ好評であったため開発が続行されることとなった。
1941年7月初頭までには生産性をより高めたLVT-1が納入され、その後も改良は続けられた。
最初に完成したLVT-1は18名の武装した海兵隊員または2トン程度の貨物を搭載して洋上の輸送船とビーチを行き来できるものとして開発され、その搭載用キャビンは解放式のものであった。
エンジンは航空機用のコンチネンタルR-670を転用した空冷式の星型7気筒W-670を使用し、これは225馬力を発揮した。
険しい地形では不安の残るサスペンションなどいくつかの問題点はあったが、海兵隊はすぐにでもこれを利用できるものと判断し、1942年までに第1海兵師団はLVT-1を使用した作戦の準備を完了させていた。
ガダルカナルの戦いではその設計目的の通り上陸後の貨物輸送などで初陣を飾っていたが、この時点ではまだ戦闘車両としての投入は行われていなかった。
しかしローブリングは既に完全に装甲化されたLVTのデザインを進めており、これらはM1919?機関銃や37mm砲などで武装した上陸時の火力支援車としてデザインされていた。
この強化されたLVTは海兵隊にとって理想的なアイデアの1つであったが、一方でその大きな変更に伴って再設計が必要となってしまい、その生産は少々遅れてしまった。
ガダルカナルでの働きぶりを評価されたLVTは海軍と海兵隊によって歓迎され、生産会社であったFMCはローブリングの改良型LVTをカリフォルニア工科大学と共に開発。これがLVT(A)-1となった。
なお最初期のLVTはまだまだ生産ラインが広くなく、その生産は農機具を生産していたFMCが行い、需要が高まるとFMCはフロリダだけでなくカリフォルニアなどの複数の工場で生産を進めていた。
LVT(A)-1はM1919機関銃やスチュアート軽戦車のものを転用した砲塔によって武装され、開放型であったキャビン部分は装甲化された天板によって塞がれていた。
37mm砲は対戦車戦闘にはもはや時代遅れと評されていたが、歩兵にとって小火器の通用しない装甲車は極めて強敵であり、その37mm砲と多数の機関銃は上陸地点で海兵隊員を迎え撃つ機関銃陣地などを撃破することを期待された。
更に兵員輸送を行うためのLVTも改良され、こちらはLVT(A)-1の設計をベースに銃手を保護するシールド付きのM1919機関銃やM2重機関銃で武装され、頼りなかった装甲をより強化した開放型キャビンのLVT(A)-2として採用された。
これらはタラワの戦いで初めて投入され、今まで船首にランプがあったヒギンズ・ボートを利用していたせいで上陸時に敵の攻撃から無防備であった海兵隊員達からは幾ばくか頼れる装甲が歓迎された。しかしこのタラワの戦いでは大部分の海兵隊員はヒギンズ・ボートで上陸することを余儀なくされてしまい、125両のLVT-1とLVT-2に乗れた兵士も含め非常に多くの海兵隊員が命を落とした。
本作に登場するのはこの際に運用が始まったLVT(A)-1で、ゲーム内のような兵員輸送能力のない完全な歩兵支援用の戦闘車両であった。
その後タラワでの戦訓や海軍長官によって更に好評を得たLVTは次々と改良が進められ、1943年にはLVT-4が完成した。
これはLVTシリーズ最多の8348両が生産されたベーシックなモデルとなり、装甲能力はそのままにエンジンの位置を移動させて後方にランプハッチを取り付けた。
これにより海兵隊員はこれまでのように体を露出させてLVTのへりから転がり落ちて降車する必要はなくなり、安全に上陸が行えるようになった。
収容人数も30人に増加し、開放型のキャビンはそのままであったが武装能力も維持された。
アメリカ海兵隊だけでなく以前よりLVTの供与を受けていたイギリス陸軍でもLVT-4は歓迎され、バッファローIVの名で20mmポルステン機関砲などを搭載して運用された。
サイパンでの戦闘からはLVT-4や、武装型のLVT(A)-1をより強化する目的で開発された75mm榴弾砲のLVT(A)-4が主力となって海兵隊の上陸作戦を支え、熾烈な戦いとなったペリリュー島での戦闘では火炎放射搭載型や装甲救急車として改造されたLVTも出た。
そして1944年のレイテ上陸の際には陸軍によっても大々的に運用が行われ、次いで硫黄島の戦いでは最大限にLVTが活用された。
この中には火山灰の地形にスタックした車両をけん引して復帰させることや、浜辺から前進してもなお海兵隊員を守る強力な盾として活用する任務があった。
沖縄の戦いでも重宝され、メンテナンス性に優れるなど改良点もあったが事実上の再設計により開発が遅れてしまったLVT-3も沖縄戦で初投入された。
陸軍によって調達されたLVTはノルマンディー上陸作戦などでも大々的に利用され、戦闘目的ではないが数両が北アフリカ戦線にも送られた。
終戦を迎えるまで多くの海兵隊の作戦を支えてきたLVTの存在と、それを設計したローブリングの功績は大いに評価され、戦後トルーマン大統領により功労勲章を授与された。
| ▼ | その後のLVTシリーズとアメリカ以外でのLVT |
LVTシリーズは戦後も開発が続けられ、海兵隊がもはや改良の限界が来ていると考えるまでにLVT(A)-5や1949年開発のLVT-3Cなどが開発された。 一方でアメリカが不要になった、あるいは供与したLVTシリーズはかなり多く、アメリカ国内でも北極探検に利用したりトラクターとして使うこともあった。 |
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